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エコツーリズムコラム  
- Ecotourism Article -

第2回 エコツーリズムの市場(マーケット) - 31.JUL.2007

 
前回は、エコツーリズムとは何かを話しましたが、
今回は、エコツーリズムのマーケットについて話します。

エコツーリズムがマーケットして認知され始めたのが、1990年代初めでした。
この時期に西欧社会で保護の論理(いわゆる自然保護観)≠ェ芽生え始めました。
それから年に20-34%の伸びでマーケットが大きくなっていると言われています。
これは、通常のツーリズムの約3倍の速さで伸びていることになります。

エコツーリズムの世界共通の明確な定義がないため、
はっきりしたマーケットの統計がありません。
しかし、次の統計を見て頂ければ、大体のマーケットの大きさが予想できます。

オーストラリア・アメリカでは、66%以上の旅行者が、イギリスでは90%以上の旅行者がエコツーリズムに深く関わっている
宿泊施設やツアーを利用したいと思っています(国際エコツーリズム協会統計)。

オーストラリアでは、1989年から94年の5年間にハイキングやトレッキングを体験した海外旅行者は60%増加し、
サファリツアーに参加した海外からの旅行者は70%も増加しています。
因みに、オーストラリア国内のエコツーリズムマーケットでは、日本・イギリスからの旅行者が一番多く、エコツアー、エコツーリズム関連のアクティビティー
に参加しています。また日本人にとって『エコツアー』で想起できる場所は、オーストラリアがカナダに次いで2位となっています。

さて、日本国内ではどうでしょうか?
日本のエコツーリズムのマーケットは、海外のそれよりやや遅れていますが、やはり同じトレンドを辿っています。
日本エコツーリズム協会のアンケートによると、2004年から05年の1年間で、『エコツアー』に参加したい人は、
全体の24%から35.2%まで上がっています。只、参加したい人は増えていますが、それがそのままツアーの参加実績には
つながっていないのが現状です。阻害原因の最も大きなのが、『エコツアーの情報が少なすぎる』です。

エコツーリズムはいろいろな阻害要因があって、旅行者にとって敷居が高いように思われます。
今後は日本のマーケットに限っては、いかに旅行者に対して分かりやい情報を見せて、
気軽にツアーに参加して頂くかが課題となるでしょう。
前述した通り、エコツーリズムの潜在マーケットは大きいです。
一旦この壁が取り除かれれば、飛躍的にマーケットは伸びるでしょう。

次回は、このエコツーリズムに参加する消費者に焦点を当ててみたいと思います。
どんな人がエコツアーに参加しているのか、探ってみます。
 

 

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